なぜにフランスでは精神病が多いのか 〜4人に1人が精神病のフランス人、陰と陽・チェットかシナトラか〜

太陽と気の日本

気や陰陽というのは支那思想の根幹だが、これは今に通用する立派な理論を持っている。
確かに現代支那に学ぶところ見るところなしとて、古代は日本の文物の兄としてやはり立派なことも多い。

水戸藩儒会沢正志斎の『新論』の有名なフレーズ。

「謹んで按ずるに、神州は太陽の出づる所、元気の始まる所にして、天日之嗣、世宸極を御し、終古かわらず。固より大地の元首にして、万国の綱紀なり。誠によろしく宇大に照臨し、皇化のおよぶ所、遠邇あることなし。」

日本は確かに、太陽もあるし、元気の始まる所。
そして、天照大神という、男でなく女であるからなお美しい太陽神の直系子孫である天皇が、日嗣の皇子である皇太子へ、万世一系の皇位の継承をかさね、神代の時代から、日本はここまできた。

天孫降臨は科学的にはどうかといったらそうかもしれないが、そんなことを言ったら何もしてないのにキリストを身ごもった聖母マリア様はありえないから、キリストは存在しなかったということになり、歴史や現代社会を考えられなくなるから、そもそも論は横へ置く。

太陽と太陽神の末裔としての皇室と切っても切り離せない陽の日本。

太陽と皇室というものは当たり前すぎて、考えることもないかもしれないが、王様もいなければ陽の当たらないこのフランスにあって、日本を考え、論じる時に、改めて思いを馳せることは多い。

すると、こうした、神々を中心とする太陽の国に育まれた日本人は本質的には陽であるということに気づく。

現代社会にいびつな問題は多いといえど、根本的に日本には、どこかしこに笑いがある。ベロベロに酔っ払ったり、ハレとケなどということで、定期的にハレの日に晴れがましい精神性になったり、祭りで羽目を外したりする文化をもつ。
それは、酒の神あり、お神酒あり、性的な神あり、性行為や飲酒を是とする、人間性の肯定を根幹とする日本の古来からの信仰のあり方が織り成してくれた賜物である。さらに太陽がある。日本は完全な陽。

対して、マリア様が処女であり、聖職者は絶対童貞を守らなくてはいけない上に結婚もしてはならないし、とか言いつつ聖職者のレイプ問題はあるし、最近は同性愛を禁じながら聖職者たちが男色にいそしんでいることが暴かれてしまった。そして、原則的には信者に対しても性と酒を禁忌とすることを要求する、キリスト教に形作られてきた文化は、原則的に陰。そして太陽がない。フランスは完全な陰。
また、これこそ、フェミニズムや同性愛運動がさかんになる原因だが、一神教では女性や同性愛は虐げられるから、さらに陰。
神道は何かを禁止したり虐げたりはしない。
自殺したら地獄へ行くとか、婚前交渉する女はアバズレとか、離婚はいけないなど一切ない。

飲酒文化も日仏では陰陽が大きく異なる。

日本にはそれがパワハラの温床になる問題があれど、飲みニケーションで職場の意思疎通を図る文化があるが、フランスにはそんなものはない。時々人事異動や新シーズンにかこつけて職場でのPot(ポ)という軽いご挨拶のアペリティフはある。しかし、外に同僚たちで飲みに行くことはほぼない。友達と職場の世界はきっちり分かれている。

それは生徒と教師も同じ。ゼミ飲みなどと称する教師生徒の飲み会は存在しない。
僕は酒好きだし、やっぱり日本人なので、生徒と連れ立って飲んだりすることがあるが、そんなフランス人教師はいない。
でも、お互いに胸襟を開けば、色々彼らの本音や悩みがわかるし、色々教えてくれるので、飲みニケーションは節度を持つ分には重要だと思っている。日本人ですから。ただかっこ悪いことに、そういう時は奢らないわけにはいかないから、懐が痛い。給料20万もないんだから。
私は肩書きが違うが、こっちは准教授だって最初は30万いかない。奢ったら本当に身銭を切っている気がする。
イタリア人はもっと貧乏なのに全然そんなことはなく、すぐ奢る文化だが、フランス人はドケチだから奢る文化もない。
酒をとってもフランスよりやはり日本とイタリアの方が陽だ。

それでもまことしやかに、このように大きく違う文化の上で、フランス人と日本人は合うとか言われている。しかし、あまりに太陽と酒を隔てて、陰陽で国柄や民族性が真逆なので、本当かねと僕は常々思っている。

というか、イタリア人との方が日本人は絶対に合う。これは間違いない。
宗教的文化背景が違っても彼らには太陽がある。オーソレミオの国と日出づる国が合わないわけはない。

先の大戦においても、松岡洋右が気が合いすぎて、トチって手を組んじゃったぐらいなのだから。
僕が松岡でも、お調子者だからヘラヘラして、「ベニッシモ」とか言って、同盟を結んじゃうと思う。
イタリア人と日本人の波長は合うから、楽しくて仕方ない。
ジローラモとジャンレノ、ザッケローニトルシエ、どっちがとっつきやすいかを考えてもわかると思う。

宮崎駿もイタリアマニアらしいが、ジブリ最高傑作「紅の豚」もイタリアの雰囲気を良く描いているし、クレ豚かっこいい。
この記事を読めば、宮崎駿監督は、やっぱわかってる!天才だ!

僕にとっては学習院の先輩だから、ついこないだまで宮崎先輩はやっぱり天才なんだろうなと思っていたが、これで完全に証明された。学習院は護衛の関係で視力が2.0、毒味などの関係で味覚嗅覚も一定以上いかないと受からないから、我々は非常に面食いで、鼻は利き舌肥え、グルメも多いことはご世間様には周知の事実だけれども、いまも先輩は目が肥えておられる。かけてらっしゃるのは伊達眼鏡だ。

これは究極のトンデモ論だが、僕は、第二次大戦の枢軸国と連合国というのは、気質の合う連中が組んだだけ、と個人的なデタラメ理論を、自信を持って構築している。
日独伊、ハンガリー・ブルガリア・フィンランド・タイ・ルーマニア・(ギリシャ・スペイン)、ここら辺、民族の気質は合う。フィンランドとか、ハンガリー、ルーマニアは誤説とも言われるが、アジア人とかいう説もあるぐらいで、日本人とは合うとよく聞く。

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