華僑の独占となりゆくフランスの煙草屋〜煙草屋の近代史〜

華僑がなぜあんなに金を持っているのかというと、チャイニーズマフィアもいるが、彼らが春節を除けば常に朝から晩まで働いていることもあるし、資金洗浄やキャッシュ決済による脱税があるとされている。
しかし彼らは、強固な共同体や親族関係の資金の融通などをして資金運用に長けていて、片っ端からパリと首都圏の売りに出た飲食店などの商業店舗を買いあさっているという事実がある。

この日本でもおなじみフィガロエコノミーの記事「オーベルニュ人VS華僑〜中華に呑まれるパリの飲み屋〜」が見事な比較をしている。これは全てパリと首都圏の話である。

オーベルニュ人

華僑

50万人の末裔 60万から70万人でマジョリティーの一つ
6000店のカフェ・ホテル・レストランを所有 売りに出される店舗の50%を購入
カフェ・ブラッスリーの40%と煙草屋の15%を占有 煙草屋の45%を独占

全く驚く。
日本の不動産や水源を中国人が買い占めているが、遠くユーラシア大陸を一万キロ離れたフランスで、戦前にはマイノリティーであった華僑が戦後とりわけ1980年からスパートをかけてパリ一帯のマジョリティーとなり、煙草屋の半分を席巻し、その勢いのままあらゆる商店に触手を伸ばしている。

森を除けばこの小さな地方都市フォンテーヌブローでも中華屋が4軒はあるし、僕の行きつけの中華総菜屋のおかみさんも煙草屋のお姉さんもいい人だから、今度温州人か聞いてみよう。

しかし、パリが中国になるのはそう遠くないことかもしれない。
僕も明日から時代を先取りして、坊ちゃん刈りにして、フランス語でPetit Livre Rouge(赤い小本)と呼ばれる毛主席語録を愛読し、パリを人民服と自転車で爆走することにしよう。

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2 Responses to 華僑の独占となりゆくフランスの煙草屋〜煙草屋の近代史〜

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