今どき珍しカトリック美女と語らふフランスの今昔【2】 〜カトリックの人の価値観と考えに学ぶ編〜

では本来は保守的なフランス人たちであるが、どうして伝統が好き、王様が好きと言えない現状に陥ってしまったのか?

 

これは革命に尽きる。フランスの今の歴史ではもちろん共和制下だから、革命は礼賛の対象であるが、実は革命はしない方が良かったという人、あるいは、立憲君主制での王政復古を望むフランス人は多い。ただ表立って言うことは極右のレッテルを貼られるから控えている。

 

実はフランス革命の裏話というものは、フランスでも伏せられているし、そして日本でも、馬鹿一辺倒にフランスは「民衆が作り上げたすご〜い国家」みたいな礼賛をしてしまうから、革命の本質や、革命が後々どういう歪みをもたらすかは、議論されない。

 

フランス革命の際、何もルイ16世やマリーアントワネットがギロチンにあっただけではなく、無抵抗のカトリックの聖職者や、王侯貴族やカトリックを支持する伝統的な農民の15万人が殺戮された。ジェノサイドである。

 

実は、可哀想な民衆が悪玉の王侯貴族らを倒したと喧伝されるフランス革命だが、一番殺戮されたのが、農民とか、本当に気の毒でならない。

 

ただ、フランスの場合革命が起こってしまった落ち度が貴族や教会の側にもあり、教会は今でも批判の的だが富を異常に集積するし、日本の公家や武家が貧乏なのとは違って、昔は貴族が金を庶民からあらゆる税金で巻き上げて富に富んでいたから、行き過ぎた特権階級として、恨みを多くの人から集めていたという事実がある。

 

フランス革命とは、一部の過激派の暴動が、殺戮を呼び、結果暴力革命が成功したわけであるが、権力を持つ人が挿げかわるだけで、文化のパトロンや担い手が却っていなくなり、カトリックと王侯貴族と伝統主義者が担ってきたフランスの伝統は途切れてしまった。
政治の方面も、権力者に品がなければ最悪で、今ではそのことを理解した人が多いので、王様の時代の方がマシではないかという思いを持つフランス人が増えることになるのである。

 

彼女も、フランスの王侯貴族に存在価値を見出し、世襲の王様が立憲君主制で君臨した方が良いと言っていた。僕は、聞いていてこの人も王政復古派じゃんと思わされた。

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