今どき珍しカトリック美女と語らふフランスの今昔【3】 〜無神論と宗教みたいなベジタリアン旋風の中で編〜

日本人は、国際分析がまだまだで、表面だけ見てブームみたいに捉えて輸入しようとするが、色々なことには根深い問題や思想的背景があったりするから、私が言うとあれだけど、ここを磨いたほうがいい。

 

思えば私が小学生の頃は、痩せるために野菜ばかり食べようとする人をベジタリアンと明らかに言っていた。オバタリアンっていうのもあったから、ナニナニアンっていう言い方が定着しだした頃かもしれない。

 

ただし、ベジタリアンというのは、三段階あるかなり思想がかった行為として現代フランスで定義されている。最上級のヴェガンになると激烈な戒律である。宗教と言っても過言ではない。

第一段階 Végétarien【ヴェジェタリアン Rバージョン】

殺した動物からのものは食べない。魚、魚卵、ゼラチン、レンニン(子牛の第四胃袋から抽出するチーズ発酵などに使う酵素)も食べない。牛乳、蜂蜜、鶏卵OK

第二段階 Végétalien【ヴェジェタリアン Lバージョン】

直接殺していようといまいと、動物系のものは全部食べない。

第三段階 Vegan【ヴェガン】

最終形態で、食のみならず、洋服、コスメ、洗剤など、あらゆる動物油脂などを使う製品を拒絶

 

ヴェガンまで行くと相当暮らすのがきついと思う。また、僕の知り合いのヴェガンの人はだいたいものすごく肥満だが、ある研究者肌の料理人の友人に言わせると、動物性タンパク質や油脂の一切を取らないから、結局砂糖とか、炭水化物をめちゃくちゃ食べるので、肥満になっちゃうと説明してくれた。

 

というように、ベジタリアンは健康法とかではなく、無神論者に多い、カトリックに代わる宗教じみた思想なのである。ちなみに僕は最近また太りだしたが、最初パリで太った時に、江戸時代の先祖が食べたもののレシピを読んでいて、そういえば赤肉無いわということに気づき、半年以上は魚と鳥以外の肉をやめるという江戸食の実践をしたが、確かに痩せた。現代和食も十分軽いけれども、日本人の体には江戸食が合うし、痩せたいならこれがベスト。

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