メーデー&黄色いベスト!〜パリのおまわりさんの友人に聞くデモ〜

行きつけのバーで友達になった人に、パリ市警の警察官がいる。

彼は、もともとフォンテーヌブローの出だが、彼女を連れて、Uターンしてフォンテーヌブローに戻ってきた。この彼女が日本趣味の人で、話し出したら止まらない。

今の勤務地は、ムーランルージュ近くのピガルの警察署で、おまわりさんをしている。

ピガル地区は、モンマルトルの坂を下ったふもとであり、一大売春地帯で、薬物の溜まり場であり、歌舞伎町をイメージすればいいかもしれない。

「眠らない街」的なエリアである。

さて、異動する公務員というのは、良くないところから良いところへというのが、フランスの通常である。学校の先生も、若手は治安も悪ければ学力も低い貧困地区の学校に配属される。

警察官も同様で、危ないところからキャリアが始まり、キャリアの終盤になって希望すれば、落ち着いた比較的楽に働ける地域へようやく異動できる。

僕からすれば、ピガルの警察署は歌舞伎町所轄の新宿警察署みたいな感じがして、物騒そうであるが、彼曰く本当に危ないのはパリ郊外の警察だという。

彼は、去年の12月に犯人取り押さえの際、背中の同じ場所を続けざまに2度怪我し、ただいま半年の休職中で、いつも僕と同じバーに飲みにきている。

そして、「ウー 🚔 🚨」とはやってくれないが言葉数だけは柳沢慎吾級の彼と意気投合し仲良くなった。

憲兵の友達はいるが、警察官は初めてなので、警察のこと、黄色いベストのことやフランスのデモのことなど色々聞いてみた。去年の末に、休職するまで、黄色いベストにも毎週出動していたほやほやのおまわりさんである。

フランスの警察官も大変なようで、彼曰く、去年2018年は運良く殉職者がいなかったものの、フランス全土の警察官で、年間35件の自殺があったそうだ。どれほど警察官の仕事が精神をすり減らす大変なものか、うかがい知れる。

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