メーデー&黄色いベスト!〜パリのおまわりさんの友人に聞くデモ〜

さて、最近では黄色いベスト運動だなんだで、日本でもフランスのデモは、打ちこわしや焼き打ち、暴力など、大変に過激で危ないというイメージが定着したと思う。

無論デモの起きている街区に行かない限り、一般の市民生活が営まれるが、デモの街区の人や、黄色いベスト運動以後、毎週土曜に変則勤務でこれに対峙しなくてはならない現場の警察官の疲労はひとしおである。

彼は、普通のおまわりさんであって、機動隊ではない。しかし、デモに出動する機動隊員の人手が間に合わないので、機動隊員の格好をさせられて、知りもしない寄せ集めの警察官たちとともに、臨時チームを編成し、デモに投入させられるという。

フランスにはCRS(セーエールエス)という機動隊があるが、これは、日本の機動隊と同じで、おまわりさんとは所属も違うし、武装も、調練も違う。

また、特殊調練を受けていない警官をデモに配備することは、警官にとっても危険だ。

彼が言うには、「訓練を受けていない俺たちを寄せ集めて、装備を着させて、配備しても無意味」だそうだ。

最前線は、本物の機動隊がデモ隊と戦うから、彼らは側方支援になるが、建物の上から唾を垂らされたり、物を落とされたり、散々だという。

また、デモ隊側の武器もなかなか手強い。

コクテルモロトフ(火炎瓶)だけでなく、フランスならではで、ペタンクという重い鉄球を投げる競技があるが、これを武器にしたものや、この黄色いベスト運動から新登場で、モロトフをもじって「Cacatov(カカトフ・うんこ爆弾)」と命名された、糞尿や魚の腐ったものなどを混ぜた汚物が飛んでくるという。

実際にこれが今回使用されたときの映像であり(汚物はリアルには出てこない)、そのほかデモ隊の様々な攻撃をうまく映している。

また、YoutubeでCacatovと検索すれば、作り方など、肥溜め的糞尿まるみえの、オゲレツな動画が山のように出てくる。閲覧注意である。

しかし、こういうニオいものがお好きなところが、さすが香りの国フランスである。

 
 

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