エスターテ 〜2019年、イタリアの夏の残影〜

26日の朝7時5分トリエステをローマへと飛び立ち、10時15分の飛行機でパリへと飛び立つはずであった。

ローマに着いて、定時に飛行機へと乗り込み、アリタリア航空の小さなエアバス機の扉が閉まる。

しかし、機体の不具合のメンテナンスをするからと、一時間このまま留まることとなった。

僕のイタリア愛を理解した飛行機が僕とともに駄々をこねたのである。

僕はそのまま、寝落ちしてしまい、起きたら、飛行機は、予定より一時間遅くシャルルドゴール空港へ着陸態勢に入っていた。

飛行機が駐機場へ着く。

通路を歩き、パーサーとCAに
「Buona giornata. 」
と挨拶し、
CAは
「Grazie, arrivederci.」
パーサーは
「Grazie, signore, anche à Lei. (あなた様も)」
こう返した。

ボーディングブリッジを歩く。

これで当面イタリア語を話すこともないという寂しさが、イタリアへの郷愁とともに募り始める。

トリエステに必ず戻ると、僕は心に決めている。

Mi manca, amore mio, l’Italia.

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