さらばパリ(1)〜6年間もありがとう〜

ちょうど6年目にしてついにパリを去る。

好きでもないけど。パリには文化の発信地として一目置いてはいる。

日本人には優しいし。

しかし去る理由はいくつかある。

狭くてぎゅうぎゅうの電車。大気汚染。セカセカ・イライラしているパリの人々。
危険な場所もたくさんあり、危険な人もたくさんいて、様々なところで気を張っていなくてはならない日常生活。尋常ならざる犬の糞。メトロにせよ道にせよ街中の立ちしょんべんと悪臭。不潔な街。

一度とてパリに惚れたことはないが、最初はパリも住めば面白いなと感じたりもしたが、こんなものに、嫌気がさしてきた。
ただでさえ飽きっぽいのに、飽きて来た。

もともと風来坊気質だし、僕が日本を出たのは、日本を外から眺めてもっともっと日本を知りたいからであるから、パリにじっとしていようなどという考えはハナからなかった。

博士課程に入ったときは、女がニースにいて、何回も行ったニースやカッコつけたら天罰が下って一瞬でモンテカルロで200ユーロを擦ったモナコにも惚れていたし、なにせ太陽に飢えるパリのことだから、そこら辺に南下しようと思っていた。
そして、時折パリの大学院の学生でありながら、地方に住んで、何かの折に、TGVや飛行機でパリに来る人もいる。こっちの方が安上がりだ。

しかし、中央集権のフランスにあっては、とりわけ日本学などの外国学で、研究機関、学術会議、良質且つ大量の図書館の蔵書などは全てパリにしか揃っていないから、地方へ行くとハンディがあるので、パリにいた方がいいと言われ断念した。
たとえば、「研究にあの学術書読まなきゃ」という時に、ニースなんかにいたら、すぐ動けない。

 

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さらばパリ(1)〜6年間もありがとう〜 への4件のフィードバック

  1. Yoshiko Nomura のコメント:

    こんにちは!
    6年間、色々な経験をされたのですね。
    日本人特有なパリへの単純な憧れを、6年住んで冷静に分析された世川さんの思いが良く伝わります。人生に何が必要か、人それぞれ、その時その時違うけど、世川さんの本質的な想いを貫く精神は素晴らしいですね。新たな土地でまた羽ばたいてくださいね!応援しています!また会える日を楽しみに✋️

    • yuta.segawa のコメント:

      ありがとうございます!恐縮です。
      フォンテーヌブローにはぜひお越しいただきたいと存じます。
      また、近々パリでお会いいたしましょう!

      • Yoshiko Nomura のコメント:

        はい!私もフォンテーヌブローには、行ったことがないので、ぜひともです。また近くなりましたら、連絡しますね。
        それまでに美味しいレストランを探してくださいね!
        くれぐれも健康には、気をつけてくださいね!

        • yuta.segawa のコメント:

          もちろんです!

          ありがとうございます!
          お互いに元気で、お会いしましょう。

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