さらばパリ(1)〜6年間もありがとう〜

そんなことをちらちら思っていた、今年の夏、日本から気心の合う美人姉さんがやってきて、パリに仕事で来すぎて飽きたからパリ近郊の街に行ってみようという話になり、世界遺産の街フォンテーヌブローに行くことにした。

そこで、我々は列車で40分で行けるこの街に惚れ込んだ。
郊外を越えれば、こんなに素敵なパリから通える地方都市があることに驚いた。というか古き良きフランスそのまんまな感じの都市である。

試しに、不動産屋をのぞいてみる。街外れの一軒家が場合により10万程度で借りられる。10万あれば、シックな中心街に50平米やそこらのいい物件が借りれる。
「嘘だろ!」という感じである。

ちなみに、私はエッフェル塔にも登ったことがないし、並ぶの嫌いだから、パリをじっくり観光したこともないが、パリに住むということはそういうことなのであって、意外と近郊の街にも近すぎて行かない。

不動産屋のショックで、
「パリの趣のない小汚いカルティエの13区の狭い家に15万なんて払って住み続けるなんてバカみて〜だ!自分は首都圏は、パリか郊外か、という二項対立で6年間も思い込んでたなんて実に愚かだ。」という気持ちが溢れた。
美人姉さんと歩きながら
「惚れた。ここに引っ越す。惚れた。ここに引っ越す。」
とずっと言っていた。

フォンテーヌブローは緑豊か。空気が美味しい。移民はほとんどいない。危険な地区もない。みんなブルジョアでお金にゆとりがあり、人口密度が低いから、心にゆとりがある。だからにこやか。街中で結構な頻度で「こんにちは」と挨拶が交わされる。パリには毎日行ける通勤圏内。人を見ても、上品で洗練されている。街が小綺麗。「これだ!」と即座に引っ越しを決めた。

「今までなんでこの街をしらなかったんだ!知ってたらすぐ越してたのに。」と、なぜか湧き上がる悔しさとともに、即座に気に入った物件を内見し、数人の候補がいたが、合格し、フォンテーヌブロー初上陸から一ヶ月で、この街への引っ越しが決まった。
こういう時に、日本人は壊さずに清潔に家を使うし、近隣トラブルも起こさないし、慇懃というイメージがあるから、日本人ブランドをまとっている我々は有利である。
大家で「日本人にしか貸さないよ」という人は多い。外人なのにこの待遇を受けるまで異国で評価を受けるようになった日本人はこの点に関して本当に偉いなと思う。

このように、僕は、家の男たちの特性だが、感性で動く人間なので、周りは俊速で決めたので「え!」という感じで、たまげていたが、自分は今のところ満悦である。

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さらばパリ(1)〜6年間もありがとう〜 への4件のフィードバック

  1. Yoshiko Nomura のコメント:

    こんにちは!
    6年間、色々な経験をされたのですね。
    日本人特有なパリへの単純な憧れを、6年住んで冷静に分析された世川さんの思いが良く伝わります。人生に何が必要か、人それぞれ、その時その時違うけど、世川さんの本質的な想いを貫く精神は素晴らしいですね。新たな土地でまた羽ばたいてくださいね!応援しています!また会える日を楽しみに✋️

    • yuta.segawa のコメント:

      ありがとうございます!恐縮です。
      フォンテーヌブローにはぜひお越しいただきたいと存じます。
      また、近々パリでお会いいたしましょう!

      • Yoshiko Nomura のコメント:

        はい!私もフォンテーヌブローには、行ったことがないので、ぜひともです。また近くなりましたら、連絡しますね。
        それまでに美味しいレストランを探してくださいね!
        くれぐれも健康には、気をつけてくださいね!

        • yuta.segawa のコメント:

          もちろんです!

          ありがとうございます!
          お互いに元気で、お会いしましょう。

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