三十路男と三十路女の恋愛・子作り・結婚 〜ジャポンetフランス〜

日本とフランスの恋愛事情はその違いばかりが強調される。

しかし、現代の日仏は、高校や大学大学院とある段階まで学校に行ってから社会に出るという構造が共通するため、恋愛の構造も多分に似ている面がある。

そして、同じ人間である以上は体の構造が同じだから、女性は欲しいなら35歳までに子供を作らなければならない、というような観念は現代において双方の社会に共通している。

さて、二十歳の時の自分と三十路の自分を比較すると、それは自身の幾ばくかの経験値の違いもあれば、あるいは周りの友達や先輩後輩が教えてくれることから、実に恋愛や色恋、結婚や色道に対する考えも変化するものである。

今回は、自分の身に降りかかることとシンクロして、親愛なる友に感じ思うことを、書き連ねたいと思う。

仰々しく言って、このブログで僕が何かを発信し、書き残すことには、主に二つの意図がある。一つ目は、同時代の日本の人々に、デフォルメされたフランスではなく、真実のフランスやヨーロッパの姿を発信したいということ。もう一つは、自分が歴史を勉強している故に、昔の人の書き残してくれたものが、いかにある時代の人たちを知るのに助かるかを知っているから、この21世紀初頭にたまたまフランスに住む、この名もなき日本人の感じたことを、いつの日か歴史研究にでも使って欲しいという思いがある。

また、歴史史料は、公的な記録より、手紙や日記など私的なものの方が、その時代の人々の感性がわかり、従って人間味を帯びる。

そして、今回は親友の身に降りかかった出来事を描写するが、このことに関しては、彼やその周りの人間が誰一人として日本語を解さないことに免じて、自己弁護とともに赦しを乞う。また、僕の周りで彼を知っているのは、直接的には私が大変お世話になるほんの数名の日本人しかいないから、普遍的に日本人に感づかれる存在ではなく、プライバシーの問題には抵触しないと考えている。

僕とこの親友ともう一人の親友は、決して血肉分けたる仲ではないが、実にフランス人二人と日本人一人の、互いに兄弟とも言えるようなトリオであり、そして、その二人はもとより日本に興味を持っていた訳でもないから日本語も出来ず、酒を除けば究極的に共通する趣向があるわけでもない。それでいて、なぜか気が合うて別れられぬ仲なのである。

かつてニューヨークヤンキースの松井秀喜、デレクジーター、ボビーアブレイユの親友三人は三十路を過ぎて独身を貫き、誰が最初に結婚するのか賭けていた。我々はこの時の三人の状況に少しばかり似ている状況とも言える。

ここでは、僕を除く二人の名前を仮称して、キャメルとマルボロとしておこう。僕の愛飲するタバコは日本のPeaceライトだから、その二人はそのタバコの銘柄を好んで吸っているという訳だ。

そして、今回このレースに抜け出る格好となったのはキャメルである。

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1 Response to 三十路男と三十路女の恋愛・子作り・結婚 〜ジャポンetフランス〜

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