嘘七百のクールジャパン

僕も日本の手仕事が、用の美として用いられながら国際的に伝われば、日本人の美意識や感性が少しずつ理解されると信じているし、これからAIの時代になり、機械化は促進され、無機質な時代と化す中で、人間が織りなす美や人間にしかできない仕業のあたたかみとして、手仕事と日本の職人だけは残していきたいと考えている。

日本は何もソフトパワーだけの国ではない。食に手仕事に日本人のエスプリ、日本は大変な可能性を秘めた国である。日本政府は、投資先を間違ってはならない。発信すべき点をしっかり見極めて発信すべきである。

そもそも、お役所発のクールジャパンのクールな部分は本当にクールでしょうか?
日本の美とは、本当に、アニメや漫画や草間彌生さんだけなのでしょうか?

一般的な日本人はサザエさん、両津、坂道のアポロンなど普遍的に面白い漫画やアニメを知っておりますが、こちらのフレンチオタクにウケるものは極めてニッチで違います。
ヴィジュアルヘヴィメタの最高峰は、僕は聖飢魔Ⅱデーモン小暮閣下と思いますが、フランスでは日本人は誰も知らない日本のグループが極めて少数の日本マニアに愛されております。
それが本当に普遍性を帯びるクールなのでしょうか?
たとえ金目当ての発信であるとしても、そんなニッチなものがビジネスになるのでしょうか?

日本は古来よりものづくりの国、職人の国、百姓の国、これに育まれる文化の国。この本質を、海外に向けて発信していかねばならない。そしてその前に、日本人が自分たちの文化の美に気づかなければならない。
日本を安売りすることなく、いいものを発信していかねばならない。

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