タクシー運転手に怒られました。ハリルホジッチ監督解任で。 〜そして考えさせられたこと〜

僕にとって、フランスでタクシーに乗ることは、一種の社交でもあり、情報収集のチャンスでもある。
明らかにアジア系の外国人である僕がタクシーに乗り、少しフランス語を話せば、「お前さんどこからきた」となるし、そこから、タクシー運転手の話を通じて、社会の世相を知ろうと努める。また、フランス語で会話すれば、ボラれる心配は少なくなる。

 

 

タクシーの運転手は、移民の仕事である。黒人のこともあれば、アラブ人のこともあるし、中華系のこともある。白人の率は少ない。だいたいG7とかTaxi Blueあたりの会社が、安心できるパリの大手タクシー会社で、観光客狙いのぼったくり白タクも平気で走っている。
タクシーの運転手たちは、移民してからこのかた何十年やっておりますという人もあれば、別の仕事をしていたけれども、下火になって転向してきた人などもおり様々であるが、明けても暮れても車を走らせ、一生懸命に稼いでいる。
彼らは、僕が日本人であることをわかると、非常に親切である。そして、究極には黒人の運転手に、日本は中国の中にあるのかと言われたこともあるものの、拙い知識で、日本を讃えてくれることもあれば、やたらと日本に詳しくて、親日家であったりする。トヨタのプリウスはパリのタクシーにも多く、評判がいい。

 

 

運転手たちが、社会を批判するときは、歴史上や現在における白人への恨みなどがボンボン出てきて、僕は面白く耳を傾けている。このように、移民の人から本心を聞ける、大事なチャンスがタクシーという密室には転がっている。
こういう時に、アラブ人なんかが、割合日本には友好的な感情を抱いていたりすることが多く、列強の側にありながらも、日本の独特の国際的な立ち位置を感じたりする。

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