タクシー運転手に怒られました。ハリルホジッチ監督解任で。 〜そして考えさせられたこと〜

もちろん、僕は日本を愛してやまないから、スポーツであれ、国の勝利や発展は嬉しいものである。ただし、グローバル化したスポーツにおいては、肉体的にもハングリー精神も日本人をはるかに上回る人たちを相手にすることになり、正岡子規の時代から日本で育まれてきた野球のように、後から日本でも盛んになり根付いてきたスポーツにおいては、桃栗三年柿八年以上に忍耐しながら、強くなっていってほしいと思う。

ベーブルースと時を同じくする伝説の投手沢村栄治は、日米野球でボロボロに打ちのめされたわけで、最近になってようやく日本人の野球選手のレベルがアメリカレベルになり、メジャーリーグでも結果を残す選手が出てきた。

それと比較すると、サッカーは日本において、裾野が広がったのも蓄積も、野球とまではいえないにも関わらず、すでに海外で活躍する選手が出ているわけだから、それはすごいことである。あとは、外国人に学んでもよし、日本人でやるもよし、日本人がどれだけ、日本人に適したサッカーを築いていけるかということである。

そのためには、愛国心を履き違えた甘い期待や精神論で物を語る人ではダメで、今回も、ハリルホジッチ解任をうやむやにするなと正面切って批判された、僕が昔から好きな辛口評論家セルジオ越後さんのような厳しい意見を取り入れることも大切だと思う。僕は、セルジオさんは、いっつも辛いけれど、本当に日本サッカーを強くしたいという思いが伝わってくるし、何の分野にせよ、こういう自己批判できる人こそが、日本を本当に発展させる鍵を握ると思っている。

タクシーの運転手から怒られて、いろいろ考えさせられた。

ハリルホジッチのうまいとは言えない、なまったフランス語で紡がれる、切実な気持ちは、胸を打った。
お二人さんありがとうございます。

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